ずいぶんご無沙汰しました。
何をやるにも、自分の感覚を磨くことの大切さを、最近痛感しております。
何が好き?何がしたいの?何が欲しいの?どうなりたいの?
もう今更、この年齢から楽しくないことはやりたくないよね、と言う自分に行き着いた時、
はて、ではどんな自分が楽しいのか、そこから感じることから始めるんだと気づきました。
先日、私よりは二回りほど若い女性と話す機会があり、彼女と「感性」について話しました。
歳を重ねると、日々感動が少なくなってくるのは感じていたけれど、若い彼女曰く、
自分の周囲のネガティブな環境が私の感性に蓋をすることがわかった、と言います。
彼女はキャンドルデザイナー。非常に有名なアーティストとコラボすることもある。
その相手方の組織との言葉のやりとりが、非常に否定的で傷ついたことがある、と。
その後、新しいデザインに対するイマジネーションが一切沸かなくなった、と言うのです。
それを克服するには相当な時間と労力が必要だったと。
つまりネガティブを受け取ってしまったがために、自分らしさが吹っ飛んで、自分のデザインができなくなってしまった、と言うこと。
私たちの年代も、家族のためを思い、組織のためを思い、周りのために生きてきました。ネガティブを受け取ったと言うわけではないにしろ、自分を押さえて、他の人のために行動してきた時間がありました。
それも長い時間をかけて、そういった環境に身を置いてきました。彼女の場合とはちょっと違いますが、私は共通しているものを見つけたのです。
子供の頃に感じたような、みずみずしい五感で今、出来事を感じているだろうか?
他人の判断を気にせず、自分の感覚を謳歌しているだろうか?
知らず知らずのうちに、ピュアな感覚がどこかへ飛んでいってしまっていませんか?
そこを取り戻すにはどうするか。
彼女は、とことん、大好きなバラの花を見つめた。
観察し続けた。いつまでも、穴の開くほど見続けたと言います。
好きな音色にも耳を傾けた。とことん、耳を傾けた。 没入し続けた。
つまり、五感を使い、集中してその時を過ごす。今を生きる、自分を取り戻すために。
なるほど、そうやって、自分の感性を取り戻すんだ。私もできることをやってみようと思う。
自然に触れること。自然の中に身を委ねること。
または、普通の毎日とは違った環境に飛び込んでみること。
何ができるか楽しみになってきたな❤️