すっかり秋になりましたね。
あまりに速いスピードで季節が移ろい、
面食らってしまうほどです。
秋分の日を境に変化が加速する、
と書いている方もいましたが、
皆さんもなんとなくそんな感覚を覚えていませんか?
さて、今日のテーマは「子育ての極意!
手放すこと」について
私が日頃お伝えしているのは
「子育てにマニュアルはいらない」
ということ。
外からの情報に振り回され、
不安を感じるのなら、情報は不要。
本当の答えは
“自分と子どもとの関係の中”
から見つけられるものだからです。
自分にとってのベストな答えは
いつも自分の内側にあります。
そしてこれは、子どもだけでなく
大人になった私たち自身にも当てはまります。
もっと自分を信じて、
ホントにやりたいことを見つけて、
心から楽しいと思える自分を味わっていい。
もちろん、私自身もまだまだ課題だらけです。
昭和時代の経済成長の時代を
生きてきた私だからこそ、
なおさら
「これは本当に自分のやりたいこと?」
と心に優しく問いかけてみることを
繰り返しています。
すると、体の感覚や直感を通して
静かに答えが返ってくるのです。
自分の時間を大切にすることは、命を大切にすること
最近、私は自分の洗濯物
だけを洗うようになりました。
時間は誰でも平等に24時間。
私にとって今一番大切なのは、何より「時間⏰」
でありそれを大事にすることは、
命を大事にすることと同じ。
自分を大切にする感覚は、
鏡の法則のように、
家族全員にミラーリングします。
だからこそ、家族を“一人の大人”として信じ、
自分のことは自分でやるのが当たり前
という感覚に
自然と行き着きました。
もちろん、
困っているときは助け合います。
ここにこそ、自律脳が育つベースがあります。
やっぱり、まずはお母さんから自律脳なんだなと、
最近改めて感じています。
手放す勇気が子どもを育てる
親があれこれ手を出すのは
子どもを思う気持ちからですが、
時にそれは子どもの自立を妨げます。
親が「こうあるべき」を手放すほど、
子どもは自分で考え、動き出す。
ここに自律脳が育つ土壌があります。
ある高校生の息子さんを持つ
シングルマザーの方が、
印象的なお話をしてくれました。
「私はご飯は作らないんです。
だって仕事で忙しいし、
あなたたちを育てるために頑張っているんだから。
男の子は料理ができる人の方が断然モテるから、
今から練習しておくといいよ、
って伝えているんです。」
最初は驚いた息子さんたちも、
やがて楽しそうに自炊を始め、
今ではお母さんが作ったことのないような
珍しい料理まで並ぶようになったそうです。
“やってあげる”のではなく“手放す”。
一見冷たく感じるかもしれませんが、
実際には「子どもを信じている」
という大きな愛情の表れです。
手放した分だけ、子どもは自分で工夫し、
親に依存せず、
自分の人生を生き始めます。
親がすべてを背負わなくても大丈夫。
むしろ信じて任せることこそが、
子どもの未来を育てる大切な力になるのです。















