おはようございます。ゆうきひろこです。
いつも読んでくださりありがとうございます。
前回、子どもに刷り込まれてしまう禁止令について
お話しいたしましたが、ご質問をいただきました。
「子どもに刷り込まれてしまった思い込みはどうやって取り除いたら良いのですか?」
という内容でしたので、それについてお答えしますね。
その前にママさんについてお話しします。
どうしてママさんは、子どもに対して否定的な言葉を発してしまうのでしょうか?
子どもには、いい子に育って欲しいと思っているはずなのですが、なぜかうまくいかない。
子どもの安心感、自尊感情がうまく育っていかない。
その理由は、その言葉を発した時のママさんの
自己肯定感が低かったから、かもしれません。
まず、必要なことは、ママさんからその思い込みを外すことなんです。
代理教化という言葉があります。子どもはママさんの表情、行動、口ぐせ、その想いなど、
全てを瞬時に学んで脳にインプットしています。
自己肯定感が低い状態のママさんからは、
子どもも自己肯定感が低い学びしか受け取れませんよね。
そうなんです。子どもの否定的な思い込みを外すには、
まずママさんの自己肯定感を上げることから始めます。
ちなみに自己肯定感について、誤解のないようにお話ししますが、
自己肯定感は誰でもその時々で高かったり低かったりします。
常にずーっと同じ状態ではありません。
ですからあの人は自己肯定感の高い人ね、
あの人は低いね、という表現は適切ではありません。
誰でも高かったり、低かったり、そういう状況があるということなんです。
子育て中のママさんの自己肯定感が低い理由はいくつか挙げられます。
・社会的なプレッシャー ママさんには、完璧な育児をしなければ、
など多くのプレッシャーがかかります。
・自己犠牲の傾向あり 自分自身のことは後回しになり、子どもや家庭を優先
するので、疲労やストレスが溜まって自己肯定感が下がります。
・サポート不足 多くの場合、パートナーからのサポートが不足して、
育児や家事の負担が増える傾向にあります。
・過去の経験 自分のこども時代の経験や親との関係が
自己肯定感に影響を与えることがあります。
さらにママさんご自身が、自分の自己肯定感の状態について、
客観的に理解できるかどうかという点は、なかなか難しい部分でもあります。
最近はよく自己肯定感という言葉を聞くようになりましたので、
さまざまな知識をお持ちだと思います。
まずご自分を見直すことで次のステップに進むことができます。
また、ママさんの自己肯定感が低くなっている時の言動が、
子どもにどういう影響を与えるのかについて、
よく知っておく必要があります。
一番大切なのは、今の自分の自己肯定感が
どういう状態なのか、気づくこと。
自己肯定感を上げるには、自分がなぜ今こう感じているのかを
客観的に見て自覚すること=自己認知が大切です。
自分はどんな時、気分良くいられるのだろう、と感じてみること。
例えば、今日は朝から雨が降っていて
気が滅入っているから自己肯定感低いんだな、
今日は寝不足だから、あの人の話にイライラするんだな、
など自分を理解することで、どんな環境にあっても
自分をフラットな状態に戻すことができるようになります。
ママさんの自己肯定感が回復したところで、
子どもに対して、改めて、安心感や自尊感情を育てる
アプローチをしていきます。ポジティブなコミュニケーション、
感情の表現についての遊び、自己表現のワークなど、
子どもに応じた適切な関わりを続けていきます。
ここでは、ママさんが子どもを理解し、どの関わりがその子にとって必要なのか、
その裏の想いまで把握するよう努めることが重要になってきます。
今回はまず母親から、という部分のお話をいたしました。
今日も読んでくれてありがとう!!