今日で、7年勤務した病院を完全に、退職する。
完全に、という意味は、実は1月末日で退職していたのだが、その後、非常勤という形でまだ在籍していたからである。
自分の部署の後継がいなかったこともあるし、自分の仕事内容をまとめきれていなかった、続けてほしいという依頼があった、とかいろんな理由があったとしても、それは、私自身の甘えが引き寄せたものだと理解できる。
結果、2ヶ月は自由出勤という形で来たが、ここまで来て、やはり自分の人生は一つ一つけりをつけていくことの大切さを感じた。モノの片付けもそうだが、人生も片付けが必要だった。思えば、若い頃はさっさと次の職場に移ることもできていたが、シニアになって優柔不断な自分を感じていた。
続けていれば、定期的な収入がある。時間的にもいつ来ても帰ってもOKになっていたので、きままな2ヶ月だった。
出勤は義務付けられていたが、それでもちょこっと顔を出しただけで、1日の金額は○○、結構いい条件ではある。 何が不満? それは、モチベーションだ。やる気にあふれた人たちと関わりたいという想いがどうしても頭にある。日々の成長を感じたかった。
昨日は引き出しの中を整理して、早速名刺を捨てた。肩書が偉い、これに私は依存している。名前ではなく、肩書で呼ばれていたし…。それだけのことはしてきたという自負はあるが、もうゼロから始めるのだ。この名刺はすでに「過去の栄光」
いつまでも過去の栄光にしがみつくまい。そう決めた。自分の中の引き出しに、経験はたくさん詰まっている。今を生きなければ明日はない。そう、今しかないのだ。
さあ、どんなラストデイになることやら、行ってきまーす。