科学では到底解明できない世界を描くドキュメンタリー映画です。
理解不能
この映画で取り上げられている子供たちは、どの子も普通の子供よりも成長が早く、賢く、個性が豊かで、
大人が到底理解できない、発言や行動をします。
両親は、一様に動揺します。普通ではないと言う事、自分の子供がほかの子供とは違っているということに
皆衝撃を受け、ストレスを感じ始めます。
葛藤
子供が前世について語り始めたり、子供らしくない行動をし始めると、親たちは、戸惑いを隠せません。
ただ多くの母親は、子供を信じようと自分の頭の中の常識を変え始めます。
そんなことあるわけがないと、初めのうちは、眉をひそめて、遠回りに子供の様子を見ていた父親でさえ、
後半は、子供の話や行動に寄り添うことを始めるのです。
照合
そして、子供の言う事一つ一つが事実かどうか、調べていきます。
過去のニュースや資料の検索、関連した人々からの話を聞く、など。
子供はかなり詳しい記憶をもっていることがほとんどです。驚くほど一致していく、子供の話と過去の事実。
そして、その両親の涙ぐましい努力により、子供が主張する前世の人間をついに特定することが出来ています。
新しい未来へ
子供自身も前世の自分が特定されることを望んでいます。調べ上げた資料により、記憶の中の見覚えある
現場に足を運ぶことが出来、関連した人々に実際に合うことで、子供はやっと前世の自分と決別し、
今の自分で生きていくことができるようになるという多くの子供たちのストーリーです。
無条件の愛
この映画は、目に見えない世界、前世という解明できない世界を描いているのですが、私には何よりも親子の絆
と両親の子供に対する「無条件の愛」を感じました。自分の固定観念で子供をジャッジしていたら、子供は
追い詰められて精神的に病んだことでしょう。子供を信じる事の大切さ。
無条件の愛は、家族の間にどんなに困難な問題が生じたとしても、解決の糸口を必ずもたらしてくれるものだ
と言う事もしみじみと感じました。