一体、どんな子育てがその子にとって最善なのでしょうか
どんなママさんも、わが子の幸せを願わない日は
ないと思います。私もそうでした。
ただ、子育ての中で悩みが深くなると、
「正しい子育てとは?」「あの子にとっての最善とは?」と、
つい“正解”を求めてしまうことがあると思います。
でも、私がたどり着いた答えはこうです。
「正解」よりも「信頼」。
そして、「マニュアル」よりも「対話」。
つまり、「子ども自身の中にある力」を信じて育てることが、
その子にとっての最善の子育てだったのです。
子育てに「要らなかったもの」
振り返ると、私の子育てで本当に必要だったのは、
「こうあるべき」という思い込みを手放す勇気でした。
例えば、「早くできる子が良い」
「人に迷惑をかけない子がいい」
「失敗させてはいけない」
そんな親の“理想”が、実は子どもにとっては
最大の“重荷”だったのです。
この最大の”重荷”は、私自身の幼少の頃の
体験からきています。
この重荷は、子どもが自分の人生を創造するという
一番大切な体験を遠ざけてしまうのです。
自分の人生を自分で作り上げられないほど、
虚しいことはありません。
子どもには束縛のない
自由な環境を与えたいですね。
私が伝えたいのは、
マニュアル通りに育てなくても大丈夫ということ。
一人ひとり違う子どもに対して、
同じルールや型にはめようとすると、
親も子も苦しくなります。
「自律脳」が教えてくれた子育ての本質
自律脳とは、自分の頭で考え、
自分の気持ちを理解し、選択し、
行動する脳のこと。
この脳が育っていくには、
外からの指示や過保護な管理ではなく、
安心と信頼の環境が必要です。
私は娘の成長を通して、「できる・できない」ではなく、
「やってみたい・どう思う?」という問いかけが、
どれほど子どもの思考を育てるかを実感しました。
そして、「失敗しても大丈夫」「あなたなら大丈夫」
と言われ続けた子は、自分を信じる力をどんどん強くしていきます。
子どもの未来を照らすのは、ママの心の在り方
子育てに本当に必要だったのは、
「あの子を変える方法」ではなく、
「私自身の心を見つめること」でした。
ママが自分を責めず、
完璧でなくていいと知り、
自分を信じられたとき、
子どもも自然にその姿を見て学び、
自分を信じるようになります。
私の子育てに要らなかったのは、
「焦り」「他人との比較」「コントロール」
代わりにあった方がよかったのは、
「待つ勇気」「信じる姿勢」「心からの対話」でした。
最善の子育てとは
それは、親が正解を探すことではなく、
子どもと一緒に答えを見つけていく旅。
「この子は、どんな世界を生きたいのかな?」
「今、何を感じているのかな?」
そんなふうに問いながら
寄り添う子育てが、
きっと一番その子らしい
人生をひらいてくれるはずです。
子どもたちが自分の人生を
自分で歩けるように、
今日も「自律脳」を育てる関わりを、
私自身も実践し発信を続けています。