自律脳とお金の関係 〜“受け取る力”が子どもの未来をひらく〜
「自律脳って、お金とどう関係があるんですか?」
これは、私が講座やセッションでよくいただく
ご質問のひとつです。
自律脳は
「自分の頭で感じて、考えて、決めて、行動する力」。
つまり、“自分の人生を自分で舵取りする力”です。
そして実はこの力は、
お金とも深くつながっています。
◆ 子どもに本当の「お金の教育」をしたいなら
「うちの子には、自立してちゃんと生きていける力をつけてほしい」
「将来、お金で困らないようにしてあげたい」
そんな思いから、貯金の仕方や節約術を教えるママは多いかもしれません。
でも、実はそれだけでは不十分なのです。
なぜなら、お金は“ただの道具”。
それをどう扱うかは、「脳の使い方=自律脳」
によって変わるからです。
たとえば、
- 誰かに決めてもらわないと行動できない子は、
将来、働き方や収入も他人任せになりがち。 - 周りと比べてばかりの子は、
収入があっても心が満たされず、いつまでも不安を抱えます。
本当にお金と上手に付き合える人とは、
「自分の価値観でお金を使い、受け取り、循環させられる人」。
これこそが、自律脳を育てた先にある
「思考収入(=考える力が生み出す豊かさ)」なのです。
◆ 「受け取る力」もまた、自律脳のあらわれ
実は、お金を「いただく」ことに
抵抗があるママも少なくありません。
たとえば、
- 「こんなことでお金をもらっていいのかな」
- 「自分にはまだ価値がないかもしれない」
そんな思いから、自分の得意や経験を出し惜しみしてしまう…。
でも、これも実は「自律脳」がまだ眠っているサイン。
自律脳が育つと、自分の価値を信じて、
堂々と受け取れるようになります。
それは、お金だけでなく「
ありがとう」や「信頼」「役割」も同じです。
そしてそれは、子どもにとって最高の“お金教育”になります。
◆ ママが「自律脳×お金」を体現するとき
私自身、自律脳を伝える活動をしていて
気づいたことがあります。
それは、「無料で伝えるだけでは、
本当に変わりたい人に届かない」ということ。
お金をいただくことで、
- 本気で学ぼうとする人が集まり、
- 私自身もエネルギーを注ぐ準備が整い、
- その対価でまた新しい学びや仕組みを届けられる
という、よい循環が生まれていきます。
だから私は、誇りをもって
「価値に対して正当な対価をいただく」
ことを選びました。
それが、自律脳を本気で広めるための
“自律した選択”なのです。
◆ 子どもは、ママの背中を見て学ぶ
子どもは言葉より、親の在り方を見て学びます。
ママが自分の価値を信じて受け取り、
そのお金で学びや成長に
投資している姿を見せることが、
何よりの“お金の教育”であり、
“自律脳の伝承”なのです。
◆ 最後に:お金は「不安」ではなく「信頼」で回そう
お金を稼ぐ、受け取る、使う――
そのすべての場面で、自律脳が育ちます。
お金を恐れず、頼らず、
でもちゃんと信じて扱えること。
それは、安心感と自己信頼をベースにした
自律脳の在り方そのものです。
ママ自身がその姿を見せることこそが、
子どもの未来の選択肢を広げる最高のギフトになる。
そんな思いで、私は今日も「
自律脳×お金」の大切さを伝えています。