子どもに優しくしたいのに、できないのはなぜ?(前編)
~怒りが止まらないママの心の中で起きていること~
こんにちは、ゆうきひろこです。
今日は、「子どもに優しくしたいのに、できない…」
「また怒ってしまって、自己嫌悪」
そんな気持ちを抱えるママに向けて、大切な話をお届けします。
「怒りたくないのに、また怒ってしまった」
「寝顔を見ては、申し訳ない気持ちになる」
そんな日々が続くと、「私ってダメな母親なのかも」
と、自分を責めたくなりますよね。
でも、まず一番に伝えたいのは――
あなたが悪いわけではないということ。
そして怒りは単なるメッセージ
実は「本当の気持ちを感じさせないためのフタ」なんです。
その下には、悲しみ、おそれ、傷心、罪悪感…
心の奥にずっと隠している、押し込めている、感じたくない
たくさんの感情が押し込められているんです。
だけど、日々忙しいママたちは、その大元の感情をじっくり
感じている暇なんてありません。
だから、思考より早く、怒りという
一番簡単な「反射」が瞬間的に出て
反応してしまうのです。
この反応は、あなたの性格のせいではなく、
これまでの人生で身につけた
“感情とのつき合い方のクセ”なんです。
自律脳の視点から見れば、
「自分の感情に気づく力」を育てていくためのレッスン
=脳の自由度を高めていく
ための、最初の一歩。
「私は今、怒っている。でも、
その奥にはどんな記憶、何があるんだろう?」
と、いっぽ俯瞰して自分を見つめる力が育ってくると、
怒りに振り回されるのではなく、
感情を選ぶことができるようになります。
だってあなたは本当は完全な存在なんです。
生まれてきた時には怒りなんて知らなかったはず。
それが、知らないうちにいつの間にか
怒る自分になっていた!
なんでかしら?
後編では、怒りのさらに奥にある
「インナーチャイルド」――
心の中の小さな自分に出会うことで、
子育てが優しく変わっていくお話をします。
「怒ってしまった私」も、「優しくしたい私」も、
どちらも私たちの一部です。
優しい自分だけが素晴らしいのではない!
そのどちらも大切にしながら、自律脳を育てていきましょう。