子育て感

あーまた子どもを怒っちゃった②

タイトル:子どもに優しくしたいのに、できないのはなぜ?(後編)

~インナーチャイルドに出会うと、子育てが変わる~

こんにちは、ゆうきひろこです。

前編では、「怒りの正体は、本当の感情を守るフタ」というお話をしました。
今回は、その感情のもっと深いところにある
“インナーチャイルド”――

心の中にいる、別のあなた自身の存在についてお話しします。

たとえば、子どもが泣きわめいたとき、
「いい加減にして!甘えないで!うるさい!」
と強く反応してしまうことはありませんか?

その瞬間、怒っているのは本当に「今のあなた」でしょうか?

実はその反応の裏には、
「過去に甘えることを許されなかったと言う記憶を持った自分」
がいることがあります。

「泣きたくても泣けなかった」

「甘えたかったけど、我慢してきた」

「ちゃんとしていないと、認めてもらえなかった」

そんな体験をしてきた“インナーチャイルド”と呼ばれる別の自分が、
我が子の姿に投影され、

怒りという形で声をあげているのかもしれません。

このことに気づいたとき、私たちは初めて、

「怒った自分=ダメな母親」ではなく、

「癒されていない私の一部が反応したんだ」
「私って大変な思いをしてきたんだな」と理解できるようになります。

ここからが“自律脳”の出番です。

自律脳とは、「感情に気づき、選ぶ力」。

感情を抑え込むのではなく、
まずはその存在を認めることがスタートです。

怒りが湧いたときに、すぐに反応するのではなく、

「あれ?今、私の中で何が起きているんだろう?」
「むかし何か、辛いことがあったのかな?私」
と問いかけてみてください。

その瞬間、あなたの脳には“余白”が生まれます。

その余白が、感情に流されずに対応できる、
落ち着いたママを育てていくのです。

泣いている我が子を目の前にして、
子育てがうまくいかないと感じたとき、
「どうしてうまくできないの?」と自分を責める前に、

「もしかしたら、心の奥で泣いてる小さな私がいるかも」
と思い出してみてください。

あなたが自分自身に優しくなれたとき、
自然と、子どもへのまなざしも変わっていきます。

そしてその変化は、子どもにとっての安心感となり、
親子で「感情に気づき、自由に生きられる力=自律脳」
を育てていくことにつながっていくのです。

まずは今日、静かな時間に深呼吸をして、

「本当は、どう感じてた?」と、自分に問いかけてみてくださいね。

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